アダプトゲンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
アダプトゲンとは、特定の栄養素というわけではなく、ある定義を満たしたと認められているハーブのことを指します。身体の健康を保ち、免疫力も向上させるアダプトゲンを「万能薬」と表現することもあります。

今回はアダプトゲンとはなんなのか、またどんなハーブがアダプトゲンと呼ばれるのか紹介します。より一層上の健康を手に入れたい方は参考にしてください。

アダプトゲンとは?

現在のアダプトゲンの定義とは、ロシアの薬理学者によって、下記のように定められています。

  1. 生体にとって無害である
  2. 物理的、化学的、生物学的なさまざまなストレスに対し抵抗力を高める
  3. 生理機能を正常化するもの

漢方やアーユルヴェーダでよく用いられるハーブの中でも、これらの条件を満たす天然ハーブが、身体だけでなくメンタルの健康も気になる現代の人達の間で人気になっています。

アダプトゲンとは

そもそもアダプトゲンという言葉は、「適応する」という意味の「adapt」と、「生じるもの」という意味の「gen」という意味で、1940年ごろから本格的な研究がなされています。
しかし、その考えは紀元前にまでさかのぼり古代インドや古代中国の健康法に通じています。
つまり、古来から続く健康法を現代の科学的な知見から再定義したものだと考えてもいいでしょう。

現に古代中国から伝わる「漢方」には、「補気薬」といって人の生命エネルギーを高めるハーブが存在しました。
これはアダプトゲンの考え方に近いものがあり、それらを統計的な判断基準によって、有効的なものだと判断された約20種類がアダプトゲンと認められているのです。

アダプトゲンに共通する高い抗酸化作用

数十種類にも及ぶアダプトゲンですが、その共通する特徴として「高い抗酸化作用」があります。体内には外から入ってきたウイルスなどから身体を守る活性酸素という物質がありますが、活性酸素が過剰に発生すると正常な細胞まで攻撃してしまうのです。

そして、活性酸素は日々のストレスや生活の中のさまざまな刺激で発生してしまうので、現代人は活性酸素が過剰に分泌しがちなのです。活性酸素は動脈硬化や高血圧、糖尿病といったさまざまな疾病の原因になりかねません。
アダプトゲンはこれらの活性酸素を除去する「抗酸化作用」が高いため、健康を大事にする人に注目されているのです。

こんなハーブがアダプトゲン

アダプトゲンの種類

約20種類もあるアダプトゲンですが、代表的なハーブをいくつか紹介していきましょう。

マカ

アンデス地方では「薬草の女王」とまで呼ばれ、かつては王族しか口にできなかったハーブです。
成長ホルモンを増加させたり、ダイエットのサポートをするなど現代人にとって嬉しい効能を持っています。
ストレスに強い体質を作ってくれるハーブとしても人気を集めています。

高麗人参

漢方薬として有名な高麗人参。もとは滋養強壮や老化防止の効果に注目されがちでしたが、最近ではがん治療の現場で高い効果を期待されています。
がんの転移や増殖を抑制する効果や放射線の副作用を抑える効果が確認されており、新たながん治療の可能性を開いてくれるかもしれません。

アシュワガンダ

アーユルヴェーダでは「若返りの薬」として用いられたアシュワガンダもアダプトゲンに含まれます。もともとは風邪や頭痛の薬として用いられていましたが、最近の研究でストレスへの耐性をつくり、免疫力を上げてくれる効果も認められています。

アダプトゲンもオーガニックを選ぼう

アダプトゲンに認められるハーブはさまざまな会社から販売されていますが、そのすべてが良質なわけではありません。中には人工的に作られた栄養素が混入されている製品もあります。
健康を気にしてアダプトゲンを摂り入れるのであれば、オーガニックの認証を受けた質の高い製品を選びましょう。