様々な飲料メーカーで発売されている「カテキン」のドリンク。なんとなく体に良さそうだなと思って手に取ったことがある方も多いと思います。
たしかに、カテキンにはさまざまな美容健康効果が期待できるんです。

そこで、今回はカテキンの効能や成分、緑茶以外に含まれる食材について解説。より効果的に摂取するためにも、カテキンの魅力を理解しておきましょう!

美容・健康にはカテキンを

美容健康にはカテキンを

カテキンの働きについて、多くの人は脂肪燃焼を思い浮かべるでしょう。しかし、それ以外にも様々な働きがあるとされ、美容・健康を意識する方にとって欠かせない成分です。

肥満予防

改めて解説しておきましょう。カテキンは脂肪の吸収を抑える効果があるといわれていますが、その理由は、肝臓の脂質代謝を促進する働きに由来しています。
継続的にカテキンを摂取することで、エネルギー消費の高い体質に近づくことが期待されています。

血中コレステロールの低下

カテキンを食事中に摂取すると、コレステロールの吸収を抑える効果があります。
コレステロール値が高くなると、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる病気へと繋がる恐れもあります。
そのため、カテキンは健康長寿に欠かせない成分ともいえるでしょう。

美肌効果

紫外線の影響で出てしまうシミ・ソバカス。この要因であるメラニン色素の生成を抑制する働きがあるといわれています。
また、カテキンが多く含まれる緑茶にはビタミン類も豊富。お肌の健康維持をさらに促進してくれます。

抗菌作用

緑茶でうがいをすると風邪・インフルエンザ予防になるのは、細菌の細胞膜に吸着し、活動を抑制する働きがあると考えられているから。
虫歯予防やO-157など食中毒にも効果的といわれています。

ガン予防

詳しく解明されていませんが、カテキンの「抗酸化作用」はガン予防に効果があると期待されています。ガンの原因の一つとして考えられているのは、細胞や組織が活性酸素によってサビること。カテキンには、この活性酸素を取り除く抗酸化作用があることが注目されているわけです。

カテキンは緑茶以外の食材にも含まれている

カテキンが含まれる食材

カテキンといえば緑茶。
でも、そのほかにも含まれている食材はあります。

例えば、「リンゴ」や「ブドウ」には「エピカテキン」と呼ばれるカテキンの仲間が含まれています。水や熱に強いため、様々な料理に活用可能。当然、赤ワインにも含まれています。
また、果肉よりも果皮の含有量が多いため、安心して食べるならオーガニック栽培のものがオススメです。

ちなみに、緑茶以外の「烏龍茶」や「紅茶」はどうでしょうか。
確かにカテキンは含まれていますが、緑茶よりも含有量は少なめです。その理由は、茶葉を発酵させることで、カテキンが酸化重合物(縮合型タンニン)という成分に変化するからです。

また、日の光を遮って栽培される「玉露」や「かぶせ茶」も含有量が多くありません。
カテキンは、「テアニン」が光に当たって分解され、「エチルアミン」という成分が変化することで作られるためです。
カテキンの摂取量を優先させるなら、日光を浴びさせて栽培する「煎茶」を飲むようにしましょう。

カテキンの中でも優秀なのは「ガレート型」

カテキンの種類

カテキンは、ポリフェノールの一種。植物に含まれる「色素」や「渋み」、「苦味」のもとです。
ちなみに、お茶にカテキンが含まれている事実は、1929年に理科科学研究所の辻村博士が発見しました。

カテキンは「ガレート型」と「遊離型」の2つに大別され、さらに細かく分けると8種類あるといわれています。

ガレート型

  • エピガロカテキンガレート(EGCg)
  • エピカテキンガレート(ECg)
  • カテキンガレート(Cg)
  • ガロカテキンガレート(GCg

遊離型カテキン

  • エピガロカテキン(EGC)
  • エピカテキン(EC)
  • カテキン(C)
  • ガロカテキン(GC)

特に「ガレート型」のカテキンは、脂肪・コレステロールの吸収を抑える力が強いとされ、緑茶や飲料メーカーが発売しているドリンクにも含まれています。

カテキンを効果的に摂取する4つのポイント

様々な効能を期待できるカテキン、毎日の食生活に積極的に取り入れたいですよね。
そこで、効果的に成分を摂取できるポイントをご紹介します!

ポイント1:継続的に摂取する

カテキンは即効性のある薬のようなものではありません。継続的摂取することで、徐々に体質を改善していきます。
そのため、市販のドリンクだけでなく、リンゴやブドウなど、毎日の食事にも取り入れる意識が大切。サラダやスムージーの材料にするとお手軽です。

ポイント2:オーガニック栽培のものを選ぶ

お茶は茶葉自体を煮出しますし、リンゴやブドウは果皮に多くカテキンが含まれています。
可能であれば農薬や除草剤を使っていない、有機栽培のものを選びましょう。

ポイント3:茶葉を購入したら早めに飲む

効果的にカテキンを摂取するために、含有量が多い緑茶は欠かせません。しかし、茶葉は時間が経つと酸化し、味も抗酸化力も半減してしまいます。使い切れる量の茶葉を購入するか、乾燥剤を入れて冷蔵庫で保存しましょう。

ポイント4:80度以上の高温で淹れる

カテキンは高温のお湯で溶けやすい性質があるとされています。そのため、お茶を淹れる際には出来るだけ高い温度をキープしましょう。暑い季節には、氷で急冷するのがオススメです。

今日からカテキン習慣を始めましょう!

肥満予防や血中コレステロールの吸収抑制だけでなく、美肌効果、抗菌作用、がんの対策といった効果まで期待されている「カテキン」。
健康・美容の意識が高い方にとって、欠かせない成分であることがお分かりいただけたかと思います。

しかし、カテキンに即効性はありませんし、徐々に体質を変えていくものです。無理なく継続的に摂取するためにも、緑茶だけでなく、普段の食事にも取り入れる工夫を考えてみてくださいね。