キレート作用という言葉を知っていますか?野菜や果物には三大栄養素や五大栄養素と呼ばれるような栄養素だけではなく、他にも体にとって有効的な作用が期待されています。

キレート作用もその一つですが、今回はキレート作用やキレート野菜の特徴や効果、キレート野菜を使ったレシピまで詳しく解説します。

キレート野菜とは

玉ねぎ
キレート作用とは体内の水銀やヒ素、鉛、カドミウムなどの有害な金属と結合することで、それらの力を抑える作用のことです。野菜や果物にもこのキレート作用が含まれているものがあり、それらをキレート野菜と呼びます。キレートとはギリシャ語でカニのハサミのことを意味しますが、カニが獲物を捕獲するように有害金属をしっかりと包み込むということを意味しています。

キレート野菜の効果

サラダ
キレート作用を持つキレート野菜には水銀やヒ素、鉛、カドミウムなどの有害金属が体内で吸収されることなく排出してくれる働きがあります。またミネラルを体内に吸収しやすい形に変える働きもあります。
有害金属が血液に流れ込むと全身に回って悪影響を及ぼす危険性がありますが、キレート野菜の働きによって無害化を助ける効果があるので、体内に入った毒素から体を守るためにもキレート野菜を普段からバランスよく摂取する必要があります。

キレート野菜に含まれる野菜

レモン
主なキレート野菜はネギ、ニンニク、ニラ、人参、玉ねぎ、ほうれん草、ブロッコリー、大根、わさび、アスパラガス、大豆、パプリカ、じゃがいも、キャベツ、果物では、りんご、レモン、バナナ、ぶどう、柿、洋梨、みかんやオレンジの皮、その他に海藻や発酵食品などがあげられます。
特にネギ、ニラ、ニンニク、玉ねぎなどはニオイの成分であるイオウ化合物が含まれています。このイオウ化合物が有害金属とだけ結合し、鉄や亜鉛などのミネラルは体内に残す働きや有害物質を排出しやすい形に変えて排出することで肝臓の働きを活発にする効果があります。
またレモンはレモンに含まれているクエン酸がキレート作用を持っており、単体では吸収されにくい鉄やカルシウムなどのミネラルをキレート作用によって水に溶けやすくすることで体内に吸収しやすい形にする働きがあります。
さらに近年新たに注目されているキレート作用のある食品は玄米です。玄米は強い抗酸化作用も持ち合わせており、活性酸素の発生を抑えて老化を防止しながらミネラルの吸収を促進させる効果が期待できます。

キレート野菜を使ったレシピ

●キャベツとほうれん草のナムル
材料(2人分)
キャベツ…1/8個
ほうれん草…1束
長ネギ…1/4本
ニンニク…小さじ1
ごま油…小さじ2
醤油…小さじ2
塩…少々
ごま…少々
板のり…適量

作り方

  1. キャベツは千切り、ほうれん草は食べやすいサイズに、長ネギはみじん切りにする。
  2. ニンニクはすりおろすかチューブタイプを使う。
  3. 板のり以外の調味料と②を混ぜ合わせておく。
  4. ③に①を入れ合わせたら味がなじむように数分置く。
  5. 盛り付けて細かくちぎった板のりをふりかける。

お好みで豆板醤などを加えてみても美味しいです。

オーガニック野菜でもっと美味しく食べよう

オーガニック野菜は農薬や化学肥料が使われていないので安心、安全に食べることができます。また野菜本来の甘みが感じられ自然の恵みを存分に味わうことができるのでおすすめです。
野菜には様々な種類がありますが、キレート作用の強さはどれも一緒とは限りません。一つの野菜や果物ばかりを食べるのではなくいろいろな野菜や果物をバランスよく摂取することで吸収率もアップします。野菜や果物の栄養素と一緒にキレート作用にも注目して毎日の食生活に役立ててみてください。