人間は栄養を摂取しなければ生きていけません。食品中には様々な栄養素が含まれていますが、それぞれどんな役割があるか知っていますか?

今回は栄養素の中でも重要とされている五大栄養素について詳しくご紹介します。

五大栄養素とは

サラダ

五大栄養素とは、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5つの栄養素のことを指します。人間の体の健康を維持していくために必要不可欠な栄養素です。

五大栄養素のそれぞれの働き

パン

炭水化物

炭水化物は糖質とも呼ばれます。糖質が体内に入るとブドウ糖に変化しエネルギー源となり大きな役割を果たします。糖質が特に重要と言われているのは、糖質は脳や神経系、赤血球などが活動するための唯一のエネルギー源だからです。

しかし、過剰摂取は生活習慣病の原因ともなります。また砂糖や果物に含まれる果糖は体内で脂肪に変わりやすいので摂り過ぎに注意しましょう。

脂質

脂質は1g9kcalと効率の良いエネルギー源です。また細胞膜やホルモン、血液など体の構成成分で体の組織を作る重要な役割を担っています。

脂肪酸は脂質の主な構成成分で約40種類あります。近年、様々な油が販売されていますが、これらの脂肪酸がどのような割合で含まれているかによってその油の働きや栄養価が変わってきます。

タンパク質

タンパク質は1g4kcalのエネルギー源です。筋肉や臓器、皮膚や髪、爪もタンパク質を材料とし体の構成成分として必要不可欠なものです。その他、神経伝達物質や遺伝子、血液成分、免疫の抗体などにも関わりがあり、生命活動を維持するために欠かせない栄養素なんです。

タンパク質は20種類のアミノ酸からできており、この20種類が含有量を変えて結合することで、性質の異なるたくさんのタンパク質が作られます。

ビタミン

ビタミンはエネルギー源や体を直接作る栄養素ではありませんが、他の栄養素がうまく働くための潤滑油のような働きをします。

ミネラルと並んで微量栄養素と言われています。ビタミンの必要量はわずかですが、体内で合成できないため食事から摂取する必要があります。

ビタミンは全部で13種類。日本人の食事摂取基準によって推奨量や目標量など細かく設定されているので、日々の食事の中で意識しながら摂取する必要があります。

ミネラル

ミネラルは骨や歯の構成成分として、また有機質と結合し体の組織を作る上でなくてはならない栄養素です。

糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素が体内で十分に機能するために不可欠な栄養素ですが、ミネラルは体内で合成できないため食べ物から摂取するしかありません。ミネラルの摂取量が不足すると欠乏症となり様々な病気の引き金になってしまいます。

しかしミネラルは他のミネラルとのバランスが大切で、1つのミネラルだけを過剰に摂取していても体に負担をかけてしまいます。どのミネラルがどんな働きをするのかを考えながら摂取してみましょう。

それぞれの栄養素を多く含む食品

卵

  • 炭水化物…ご飯、麺(うどん、パスタ、そうめん)パン
  • 脂質…肉、魚、牛乳、乳製品、植物油
  • タンパク質…肉、魚、牛乳、乳製品、大豆、卵、穀類
  • ビタミン…野菜、キノコ類、果物
  • ミネラル…小松菜、海藻、小魚、キノコ類、大豆

オーガニック食品は栄養素が豊富?

野菜
オーガニック食品はビタミンやミネラル、抗酸化物質が他の食品より多く含まれていることがあります。特に野菜ではそのような結果になることが多いと言われています。

それは、農薬を使っていない土壌で育つ野菜が、土の中の微生物の働きによって多く産出されたビタミン(特にビタミンC)をしっかり吸収するためです。また化学肥料を使わない土壌で育つことで、野菜自身が身を守る力や病気や害虫から守る力を備えるので、高い栄養価や抗酸化物質の増加につながるそうです。

せっかく同じものを摂取するなら栄養価が高い方が嬉しいですよね。五大栄養素の働きを理解して、バランスよく摂取するようにしましょう。