これまで3回にわたって、オーガニック食品を輸入販売するニコウトレーディングの大友代表にお話を伺ってきました。

オーガニックとは、基本的には無農薬栽培の農作物のことを指します。
しかし、今回お話を伺っていく中で、大友代表の”オーガニック”への想いや独自の考えを知ることができました。

日本でオーガニックが浸透していない背景

ーー海外に比べて日本でオーガニックが浸透していない理由は?

日本だと、基本的には「3分の1ルール」という習慣が根付いてしまっているので、仕入れた商品が廃棄されてしまうリスクがとても高いんですね。
3分の1ルールっていうのは、製造されてから賞味期限まで残り3分の1になっても売れなかったら、まだ賞味期限は先なのに返品や廃棄をしてしまうルールのことです。

オーガニック食品って、保存料が使われていない分、賞味期限が短いんですよ。
だから、このルールに従った場合は商品を流通させにくいという事情があります。

スーパーマーケット

ーー日本と海外では食品の安全基準が全然違うという話も聞いたことがあります

日本は海外に比べると食品の安全基準が非常に高いので、基本的にスーパーやコンビニに並べられている商品ってどれも気軽に食べたり飲んだりすることができますよね。
でも、海外ではそこまで基準が厳しくないので、「オーガニック」の認定証がついているものじゃないと安心して摂ることができないという事情があります。
そうすると、やっぱり安心・安全を求めてオーガニック食品に手を出そうと思いますよね。

だからこそ、まずはオーガニックをもっと手軽に楽しんで欲しいと思っています。オーガニックのものって本当に美味しいですし、身体も心も健康になりますよ。

ニコウトレーディングの現在の取り組み

ーー現在の取り組みについて教えてください

ニコウトレーディングでは自社で製品を作っているわけではなくて、海外のオーガニック製品を日本に輸入・販売しています。

正直、賞味期限が決まっているものを輸入すると在庫を抱えてしまうかもしれないというリスクがありますが、ユーザーにとって良いと思った商品は積極的に取り扱うようにしています。

基本的には海外の展示会などで商品を見て、連絡してすぐ販売開始できるものではなく、現地担当者とコミュニケーションを多くとり、パートナーとしての信頼関係を築くことがとても大事で、そこから全てが始まります。

ーー商品の選定基準はありますか?

有機栽培もしくは、天然素材由来の原材料であることは最低限意識しています。そのため、添加物や保存料は入っていないかというのは絶対にチェックしていますね。
また、環境問題を意識しているか、フェアトレードであるか。もちろん美味しいかどうかも確かめます。
身体に良いけど美味しくない商品は、心の満足感も薄れてしまいますしね。
あとは、仕入れた商品が消費者の手にとってもらえるように、ブランディングを徹底しているかどうかも見ています。

ーーそこまでこだわっていると、人の繋がりも関係していそうですね

そうですね。誰から仕入れるか、というのは意識しています。
ただオーガニックの基準を満たせばいいかというと、必ずしもそういうことでは無いと考えています。
オーガニックの基準を満たしていても、その製品を作っている人たちが笑顔になっていなければあまり価値を感じません。
逆に、オーガニックの認定を受けていない商品であっても、消費者の体のことを考えて原料にこだわりを持っている商品であれば、とても魅力的だと思います。

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ニコウトレーディング株式会社は、オーガニック製品を中心に、フェアトレード認証製品、アマゾンなどの熱帯雨林の保護再生に取り組む企業の製品を海外から輸入、販売しています。

ニコウトレーディング株式会社
https://nikotrading.com/
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