ニンニクはスタミナ食材のイメージが強く、よく食べる方も多いと思いますが他にも様々な効果があります。今回はニンニクの主な栄養素や効果と、食べ合わせを意識したニンニクレシピを紹介します。

ニンニクの栄養素

ニンニク
ニンニクとはイタリア料理や中華料理の香りづけには欠かせない香辛野菜として昔から強壮作用を持つ薬用植物として知られてきました。
ニンニクは60%以上が水分ですが、100gあたり136kcalとエネルギーも高く、約30%が炭水化物でできています。また野菜の中では珍しくタンパク質も多く含まれています。
さらにニンニクの芽にもカロテンや食物繊維、ビタミンCなどニンニクそのものの球根の部分には含まれていない栄養素も多く含まれているのが特徴です。そしてニンニクの主な栄養素として特に有効である栄養素は香りの元となるアリシンやスコルニジンです。

アリシンの効果

ニンニク
硫化アリルの一種であるアリシンとは香りの元となる成分で、切ったり潰したりすることで発生します。強い殺菌作用があり、胃炎や潰瘍の原因となるピロリ菌を始め結核菌やブドウ球菌、赤痢菌、チフス菌といった細菌やウイルスから守ってくれると言われています。
また糖質を分解してエネルギーに変換させる働きのあるビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。体内でアリシンとビタミンB1が合成されるとアリアチミンという成分になり、アリアチミンによって疲労物質である乳酸を蓄積しにくくし、滋養強壮や疲労回復効果が期待できます。
さらにアリシンには免疫力を高める働きもあるので血行促進が期待でき、冷え性にも効果があると言われています。

スコルニジンの効果

スコルニジンとはアリシンとは違い無臭の成分です。血小板の凝集を抑えて血液をサラサラにし、血栓ができるのを防ぎます。血中コレステロール値や中性脂肪値も下げるので、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞、脂質異常症などを予防したり血圧を下げる効果も期待できます。
またエネルギー源となる糖の代謝を盛んにし、疲労回復効果のあるビタミンB1の働きを促進します。それによって体力増強や疲労回復にも優れた効果を発揮します。体内の抹消血管拡張作用も機能するため血流が良くなり冷え性や肩こり、腰痛などにも効果的です。さらに新陳代謝を活発にして免疫力を高めたり様々な病原体から体を守ります。

ニンニクを使ったレシピ

ブルスケッタ

絹さやのガーリックあえ

材料(1人分)

  • 絹さや…40g
  • ニンニク…10g
  • 唐辛子…1/2本
  • ごま油…小さじ2
  • 塩…0.5g
  • こしょう…適量

作り方

  1. 絹さやは筋を取り除く。
  2. ニンニクはみじん切り、唐辛子は輪切りにする。
  3. フライパンにごま油を熱してニンニクと唐辛子を炒める。
  4. 香りがたったら1を加えてよく炒め、塩、こしょうで調味する。

絹さやとニンニクの組み合わせで疲労回復やスタミナアップ効果が期待できます。

玉ねぎのガーリック炒め

材料(2人分)

  • 玉ねぎ…1個半
  • バター…20g

<醤油タレ>

  • 醤油…大さじ1/2
  • 砂糖…小さじ1/2
  • みりん…大さじ1/2
  • 酒…大さじ1/2
  • ニンニク…4g
  • 水…大さじ1/2

作り方

  1. 玉ねぎを輪切り、ニンニクはすりおろしておく。
  2. フライパンにバターを入れ熱し、1を中火で両面焼く。
  3. 醤油ダレの材料全てを加えて煮詰め玉ねぎに絡ませる。

ニンニクと玉ねぎの組み合わせで、血液サラサラやスタミナアップ効果が期待できます。

ニンニクとヨーグルトの万能ソース

材料

  • プレーンヨーグルト(無糖)…450g
  • 塩…小さじ1/2
  • ニンニク…1欠片

作り方

  1. ボウルにざるを乗せ、紙タオルを敷く。その上にプレーンヨーグルトをのせ3時間ほど置いて水気を切る。
  2. 1と塩、すりおろしたニンニクを和える。

野菜と和えてサラダにしても、肉や魚料理のソースにしても美味しいです。
ニンニクとヨーグルトの組み合わせで、胃腸を丈夫にしたり下痢などを解消し腸内環境を改善する効果があります。

より美味しくニンニクを摂取しよう

ニンニク

ニンニクはオーガニックであればより辛味がまろやかでニオイもきつくなく、とても美味しく食べやすいものが多いです。

ただし、ニンニクは成分の効果が強いので、摂取しすぎは胃腸に負担をかけてしまいます。適度な量を意識しながら普段の食生活に取り入れてみてください。