秋になるとイチョウ並木が色づいてキレイですよね。そんなイチョウにできる銀杏(ぎんなん)って食べたことはありますか?

「すごい臭いだし、調理も面倒そう…」と、敬遠される方もいるかもしれません。しかし、ぎんなんは栄養豊富で女性に嬉しい美肌効果も期待できる食べ物です。

そこで、ぎんなんがどのような食べ物なのか、食べる際の注意点、レシピなどをご紹介します。

「銀杏」とは?ぎんなんとイチョウの違い

銀杏1

「銀杏」という漢字には、「イチョウ」と「ぎんなん」の2種類の読み方があります。イチョウといえば、秋になるとみられる扇型の葉をつける樹木。ぎんなんはイチョウの木にできる実のことを指します。

イチョウの中でも雌の木にしかできないぎんなんは、地面に落ちて割れると強烈なにおいを放ちます。そのため嫌煙されることも多く、イチョウ並木には雌の木を避け、雄の木が多く植えられています。

豆知識!イチョウの葉はオーガニック防虫剤にもなる

イチョウの葉はオーガニックの防虫剤として使用できます。古本にイチョウの葉が挟まっていた…という話を聞いたことはありませんか?

これは、ただ何となく挟んだわけではありません。イチョウの葉には虫が嫌う「シキミ酸」という成分が含まれているため、防虫効果があるんです。

秋になったらぎんなんを食べるだけでなく、イチョウの葉でオーガニックの防虫剤を作って楽しむのもおすすめです。

銀杏(ぎんなん)とは

銀杏2

ぎんなんは茶碗蒸しに入れられていたり、ドライベジ(乾燥野菜)として食べられたりもしていいます。イチョウの木にできる果実で、熟れて地面に落ちつぶれると独特のにおいを放つのが特徴です。

そのほか、古くから薬として民間療法でも使われています。ぎんなんを薬として生成すると、咳止めや夜尿症改善などの効果があるようです。

食べる際は銀杏の果肉を取り除き、種を割った中身を使用します。ぎんなんの果肉には皮膚炎を起こす成分が含まれているため、素手で触るのは避けましょう。

銀杏(ぎんなん)の栄養素

銀杏3

ぎんなんは、豊富なカロテンやビタミンCを含みます。それだけでなく、カリウムや鉄、マグネシウムなどのミネラルも豊富です。

抗酸化作用が期待できるビタミンやカロテンが含まれることで、肌を健康に保ったり、新陳代謝を促し、新しい健康な肌を作るサポート効果が期待できます。

銀杏(ぎんなん)には中毒性がある!?大量摂取に注意

銀杏4

ぎんなんには、4-O-メチルピリドキシン(MPN)という物質が含まれています。この物質はビタミンB6の働きを阻害するため、食べ過ぎるとビタミンB6欠乏症に似た、嘔吐や痙攣、発熱などの症状が現れます。

中毒を引き起こす量は、子どもで7~150個、大人で40~300個とされています。個数に大きな差があるのは、もともとの健康状態や体内のビタミンB6の差などによって違いがあるためです。

中毒が起こると聞くと、食べるのが心配になりますよね。しかし、数個だけ食べる分には問題ありません。

大人だと注意が必要な量は40個~なので、そこまで過敏になる必要はないでしょう。ただし、美味しいからといって「大量に食べるのは危険」ということは覚えておいてくださいね。

銀杏(ぎんなん)の味を楽しむ「銀杏ごはん」の作り方

ぎんなんの炊き込みご飯など、調理方法は色々ありますが、今回は銀杏の素の味を楽しむため、味付けを最小限にした「銀杏ごはん」の作り方を紹介します。

用意するもの

  • ぎんなん
  • 米(1合)
  • 塩・・・小さじ3分の1
  • 酒・・・大さじ2

調理方法

  1. ぎんなんは殻にひびを入れて、封筒に入れ、500wのレンジで2〜3分加熱し。薄皮を向いて下処理をする
  2. 酒・塩・米・銀杏を炊飯器に入れる
  3. 炊きあがったら完成

銀杏(ぎんなん)を食べよう!

ぎんなんは栄養がたっぷり。美肌効果も期待できます。ただし、中毒症状を引き起こす危険があるため、食べ過ぎには注意してください。特に子どもは食べても数個程度にしましょう。

とはいっても、食べる量さえ守れば、過剰に気を付ける必要はありません。せっかくの秋の味覚です。美味しく楽しく食べてください。

参考:
ぎんなん(銀杏・ギンナン):栄養価と効用
銀杏・イチョウの力
ギンナン