「健康のためには摂取する油を変えた方が良い」という話を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。同じ種類の油であっても、その原材料や製法によって品質は大きく異なってしまうそうです。
そこで今回はオーガニックエキストラバージンオリーブオイル「ルイーザ」を販売している、日清オイリオグループ(株)通信販売部の大貫朋美さんにお話を伺いました。

「ルイーザ」誕生秘話

日清オイリオルイーザ

ーー日清オイリオの主力商品について教えていただけますか?

大貫さん:オリーブオイル全般が伸びていますが、最近ですとアマニ油の売り上げも伸びているので、食用油における健康需要が高まってきたことを実感しています。そのため私たちはそういった幅広いニーズに応えるべく、オーガニックアイテムのラインナップも揃えています。

ーーその一つが今回お話を伺いたい「ルイーザ」ですよね。

大貫さん:はい。「ルイーザ」はオーガニックのエキストラバージンオリーブオイルで、通信販売限定でオーガニック需要に応えるために販売をしています。もともと通信販売では、オリーブの実の収穫の時期に合わせて「ピエトラ・コロンビナ」というオーガニックオリーブオイルを1年に1度発売していたのですが、そうすると通信販売ではその時期しかオーガニックオリーブオイルをお届けすることができないので、通年でも手軽にオーガニックオリーブオイルを手に入れられるようにという想いで「ルイーザ」を開発することにしました。
(ルイーザ:https://shop.nisshin.oilliogroup.com/user_data/luisa

ーーなぜ「ルイーザ」という名前なのでしょうか?

大貫さん:「ルイーザ」は、その原料となるオリーブを栽培しているルイーザさんという女性の名前から取りました。ルイーザさんは「自分の子供に安心できるものを作りたい」という想いでオリーブの栽培をはじめたんです。オーガニックのオリーブの果実を収穫するために3年かけて土を変えたので、それを含めてオリーブオイルを生産できるようになるまでに6〜7年ほどかかりました。「ルイーザ」は、それほどこだわって作られたオリーブオイルなんです。

ーーオリーブオイルって、色や香りなど商品によって特徴が大きく異なりますよね。

大貫さん:オリーブオイルは、原料となるオリーブの実の品種や地域によって味や風味が異なるだけではなく、生産者の考え方によって収穫時期やブレンド方法も変わってくるので個性が現れます。

ーー「ルイーザ」はなぜ通信販売のみでの扱いなのでしょうか?

大貫さん:生産量が限られているからです。1996年に日本のオリーブオイルの先駆者的存在としてBOSCOシリーズを出したのですが、オーガニックのラインナップを揃えるようになったのは、ナチュラルなライフスタイルの方々の需要に応えるためです。
有機農法はとても手間がかかりますし、イタリア国内でもオーガニックのオリーブはオリーブ農地全体のうち数%の規模しか採れないので、生産量が非常に少ないんです。原料の確保が難しいんですよね。
それでも日本国内のオーガニック需要は確実に高まってきている中で、今回は農園を限定したことにより、さらに生産量が限られます。その背景や商品への想いをより丁寧に説明するためにも、大々的に売り出すのではなく通信販売限定で販売しているんです。

ーーオーガニックのオリーブの実はそれだけ貴重ということですね。

大貫さん:そうですね。また、オリーブオイルは商品によって味や風味の個性が全く異なるので、その良さを一言では語れないんですよね。そのメッセージを店頭で伝えることってなかなか難しくて、やはり想いをちゃんと届けるためには通信販売の方が向いているという理由もあります。

和食にも合うオリーブオイル?

ーー「ルイーザ」の商品の特徴はどのような点が挙げられますか?

大貫さん:ルイーザは芳醇な香りとピリっとしたのどごしが特徴です。テイスティングをしていただくとよく分かるのですが、小さいカップにオリーブオイルを少し入れて、片方の手の上にカップを置きながらもう片方の手でふたをして、手の熱で30秒ほど温めます。すると、オリーブオイルの香りが立って来るようになりますので、このタイミングでまずは香りを楽しみます。
その後、軽く一口そのまま飲み込んでみるとピリピリとした辛味を感じますが、この刺激こそポリフェノールによるものです。

ーーちゃんとした方法でテイスティングをするといろんなことが分かるんですね。

大貫さん:ちなみに「ルイーザ」はモッツァレラチーズやフォカッチャのようなパンとの相性が良いです。あと、意外に思われるかもしれませんが、大豆製品との相性も良いんですよ。納豆に混ぜてもいいですし、冷奴に塩を軽くまぶしてその上からルイーザを適量かけるだけでもそれぞれの素材の良さが引き立ちます。
オリーブオイルというとイタリアンのイメージが強いかもしれませんが、ぜひ和食にも試して欲しいです。

油と上手に付き合って美と健康を。

ーー最後に、「ルイーザ」を通じて読者に伝えたいことはありますか?

大貫さん:オリーブの実は、収穫した瞬間から劣化が始まってしまうデリケートな果実です。「ルイーザ」は農園の中に搾油場を設けているため一貫生産ができ、そのため良質なオリーブオイルを作ることができます。
また、「ルイーザ」ではフレッシュな味わいに仕上げるために早摘みのオリーブの実を使用しているのですが、早摘みのオリーブの実は熟したものと比べると半分程度しかオイルが搾り出せないのでとても貴重です。
ただ、私たちは「オーガニックが1番良い」という風に考えているわけではありません。自分にあう油を選び、上手に付き合っていくお手伝いができればと思います。
日清オイリオ大貫さん
(通信販売部 大貫朋美さん)

日清オイリオグループ株式会社について

1907年創業。”植物のチカラ®️”をコーポレートステートメントに掲げ、植物資源の可能性を最大限に引き出した商品・サービスを展開。健康的で幸福な「美味しい生活」(Well-being)を提案・創造する。

日清オイリオグループ(株)Webサイト:https://www.nisshin-oillio.com/