「よなよなエール」「水曜日のネコ」など個性的なクラフトビールが有名なヤッホーブルーイングさんのオーガニックビール「サンサンオーガニックビール」について、よなよなエール広め隊(広報ユニット)の根来桜さんにお話を伺いました。

実は歴史があった!サンサンオーガニックビールの誕生とは

ーーベジ部編集部:
それではさっそくですが、サンサンオーガニックビールが誕生したきっかけを教えてください。

ーー根来さん:
ヤッホーブルーイングは1997年に創業しました。当時は1994年の酒税法の改正を受けて小規模なビールの醸造が可能になり、日本各地でお土産的に地元の素材を使ったビールが作られるなど、いわゆる「地ビール」がブームになっていた時代でした。
ヤッホーブルーイングも創業当初はその影響を受け、生産が追い付かないほどの注文を受けていましたが、やがてブームが去ってしまいました。売り上げが軒並み落ちてしまっているなか、弊社はなんとか活路を見出そうと模索し、品質改善や新製品の開発など、試行錯誤の末に生まれたのがサンサンオーガニックビールです。2002年に発売開始したので、かれこれ17年ほど経ちます。

ーーベジ部編集部:
オーガニック業界は健康志向の流れもあって最近盛り上がってきていると思っているのですが、その頃からサンサンオーガニックビールを出していたことに先見の明を感じます。

ーー根来さん:
ありがとうございます。当時は売り上げがあまり良くなくて、あの手この手で何か突破口がないかというのをいろいろと試していました。
そのとき、ちょうどオーガニック製品が世の中に知られ始め、業界が盛り上がっていましたが、オーガニックビールに関しては海外の醸造所からビールを輸入したものを日本で販売しているものが主流で、国産のものがありませんでした。それなら、「大変かもしれないけれど国産のオーガニックビールを造ってみよう!」ということで生まれたのがサンサンオーガニックビールです。

サンサンオーガニックビールのこだわりとは?

サンサンオーガニック

ーーベジ部編集部:
そのような歴史があったのですね。ところで、ヤッホーブルーイングさんの製品はネーミングやパッケージにもとてもこだわっていらっしゃいますよね?

ーー根来さん:
そうですね、サンサンオーガニックビールのネーミングに関しては他の製品と比べると明快な方だと思うのですが、「サンサン」は太陽の陽射しをあらわしています。「オーガニック」はそのままですね。パッケージには、「自然の恵みを受けて育った麦とホップを使っていますよ」というメッセージをこめて太陽と麦のモチーフが描かれています。

ーーベジ部編集部:
パッケージに込められたメッセージについてのお話もありましたが、サンサンオーガニックビールの一番の魅力とはなんでしょうか?

ーー根来さん:
有機モルトと有機ホップを使用していることですね。味わいはすっきりライトで飲みやすいとお客様からも評判です。

ーーベジ部編集部:
オーガニックの原料を使用していることが一番の魅力なのですね。

ーー根来さん:
はい。原料にはとても気を配っています。モルトに関してはほとんどが海外で作られているため輸入が主になるのですが、日本のオーガニック認証に合格するモルトをなんとか見つけて使用しています

ーーベジ部編集部:
オーガニックになると、原料の確保も難しくなるのでしょうか?

ーー根来さん:
いまはお取引先が決まっているので問題ありませんが、原料を探している当初は、日本のオーガニック認証に合うものを調達担当が苦労して探していました。海外と日本ではオーガニック認証の基準が異なり、海外ではオーガニックでも日本では基準を満たしていない、ということもありました。最終的に、もともとの取引先が日本にはまだ輸出していないけれども、ドイツの有機モルトで日本のオーガニック認証をクリアしているモルトを扱っていることが分かり、実現することができました。

サンサンオーガニックビールを最大限に楽しむ飲み方とは?

サンサンオーガニック 根来さん
ーーベジ部編集部:
オーガニックの原料にこだわっているサンサンオーガニックビールは、どのような味わいですか?

ーー根来さん:
サンサンオーガニックビールはエールビールのなかでも、すっきりとしたライトな味わいが特徴です。有機モルトと有機ホップの素材本来の味を感じられます。

ーーベジ部編集部:
なるほど。サンサンオーガニックビールに合うおすすめのお料理はありますか?

ーー根来さん:
淡泊ながらもちょっとリッチさを感じる味わいのものに合わせやすいですね。素材の味を活かしたお料理にサンサンオーガニックビールを合わせていただくと美味しく召し上がっていただけると思います!

      根来さんおすすめ!サンサンオーガニックビールにぴったりのお料理

    • バーニャカウダ(有機野菜だとなおオーガニック感たっぷりで◎)
    • 白身魚のフリット
    • チーズとじゃがいものガレット

ーーベジ部編集部:
ありがとうございます。お次に、HPにおすすめの飲み方として載っていた「ぬるめの8度が飲みごろ」についてお聞かせください。

ーー根来さん:
エールビールは華やかな香りが特徴なのですが、一般のラガービールのようにキンキンに冷やしていると香りが立ちません。

ーーベジ部編集部:
そうなのですね!ビールはキンキンに冷やして飲むのが定番だったので驚きです。

ーー根来さん:
ラガービールは5~7度が飲み頃とされているのですが、それはラガー特有のキレやドライな味がより引き立つためです。エールビールも同じように冷やして飲んでしまうと華やかな香りが楽しめなくてもったいない!冷蔵庫から出して少しおいたくらいのぬるめが香りと奥行きを感じられます。

ーーベジ部編集部:
勉強になります。他にもおすすめの飲み方はありますか?

ーー根来さん:
缶ではなくグラスで飲む方が美味しく味わっていただけます。缶だと飲み口の部分しか香りをキャッチできる部分がなく、香りがまったく入ってこないためです。できるならワイングラスに注ぐと、味と香りを一緒に楽しむことができるのでおすすめです。エールビールの良さはグラスに注いだ方が感じられます!

ーーベジ部編集部:
ありがとうございます。さっそく飲みたくなってきてしまいました。最後に、サンサンオーガニックビールへの思いをお聞かせください。

ーー根来さん:
ヤッホーブルーイングのミッションは「ビールに味を!人生に幸せを!」です。さまざまなビールをみなさんに提供することでささやかな幸せを届けたいという思いがあって、サンサンオーガニックビールも造られています。もともとそこまでビールを好きではなかった方にも、サンサンオーガニックビールを通じてビールを好きになっていただけたらとても嬉しいです。

ーーベジ部編集部:
ヤッホーブルーイングさんのビールは、もとからビールが好きではなくても興味を惹かれてしまうようなオリジナリティが魅力だと感じます。

ーー根来さん:
万人が好きな味だけだと選ぶ楽しみがなくなったり、ビールは苦くてまずいものだと思われてしまいがちなのですが、「100人中100人が好きなビールじゃなくて良い、100人のうちの1人2人が凄く好きなビールが造れたら幸せ」という気持ちで製品づくりをしています。

ーーベジ部編集部:
100人全員に届かなくても、たった1人にでも思いが届けば良い、という気持ちで製品作りをされていることも結果的にファン作りに繋がっているかもしれませんね。

まとめ

17年も前から人々に愛されてきたサンサンオーガニックビールをさらに楽しめる情報をたっぷりとお伺いすることができました。今晩はオーガニック野菜のバーニャカウダとサンサンオーガニックビールで素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

ーーヤッホーブルーイングコーポレートサイト:https://yohobrewing.com/
ーーサンサンオーガニックビール:https://yonasato.com/ec/product/sunsun/