今現在、ニューヨークだけではなくアメリカ全土で母乳育児ブーム。
その理由は、医学的にあまりにも沢山の効果が示されているからです。
私の息子は生後12週目で、食物アレルギーが原因の重度のアトピーを発症しました。
そこですぐにニューヨークでお医者さんやホリスティックドクター(自然療法士)といった専門家たちからのアドバイスのもと、徹底的に取り組んだ除去食の母乳育児を始めました。
今回は私が息子の卒乳までの授乳期間中の食事の内容や、日本では珍しいけどニューヨークでは当たり前のように手に入る安全な食材、調味料、おやつの紹介と合わせて、
その詳しい体験や情報を、ここニューヨークからシェアしていきます。

目次

1.免疫向上やアレルギー改善の為にニューヨークでは今、母乳育児の重要性が病院やママたちにも一般的に推奨されている。

私が出産したのは2018年の1月末ですが、臨月が近くなると検診でもどういったスタイルの授乳育児を希望するか聞かれました。
産後すぐに記入させられる書類にも完全母乳か、混合授乳(粉ミルクと母乳を合わせた授乳)か、それとも完全に粉ミルクで育児をするか選ぶようになっています。

私の場合は出産前も産後も『混合授乳育児』の希望で伝えていました。
出産してすぐに母乳を吸わせた後からは、看護婦さんが数時間おきに母乳を絞り出します。
私は4週間以上の早産でもあったせいか、産後も全く母乳が出ない状態でした。何度もぎゅーっと絞っても小さく1滴出るかといった状態でした。
もちろんそれだけでは生まれて間もない我が子が成長するためには充分ではないので、看護婦さんは哺乳瓶で市販の粉ミルクを飲ませてくれていました。
そうして、すぐに自動搾乳器をオーダーされ、ラクテーションクラス(母乳育児教室)に参加するように言われました。

そこで同じ日に出産をしたママたちは産後間もない赤ちゃんを連れて、2時間近く徹底的に母乳育児の重要さを教えられます。
赤ちゃんの体の成長に必要な免疫の増加だけではなく、精神的な心の成長や情緒にも多大な影響がある上、母乳で育てられた子供たちが大きくなった時の病気の発症リスクについても、母乳が大きく関わると教えられました。
その他にも、授乳のテクニック、お母さんの理想的な食事内容、搾乳の仕方、その後の冷凍保存法といった様々な知識を実践も交えて教えられました。
私はニューヨークのママたちは産後すぐに職場復帰をして、粉ミルクで子育てが当たり前みたいなイメージが勝手にあったのですが、全然そんなことはなくそのラクテーションクラスの先生をしていたナース自身も子供5人をすべて完全母乳で育て上げたワーキングママでした。

産後1週間、4週間、8週間目に小児科医の検診があります。(アメリカではそれぞれの専門の分野でドクターが全部違い、お母さんの体のチェックは助産師さんの検診で全く別の検診です。)
その都度、私が混合授乳育児の希望を出しているにもかかわらず、小児科の先生もまた早く母乳育児に切り替えるように促してくるのです。
『生活の全てを授乳に捧げて、早く粉ミルクはやめるように。今後のアレルギー発症も防げる。粉ミルクは赤ちゃんに全然よくない。むしろ危険だ。』とまで言われました。

そう。今現在ここアメリカでは、医学的にも母乳育児が強く推奨されているのです。子育てを経験されている方は、完全母乳育児の大変さは周知のことだと思います。

ですが、働くママが当たり前のこの大都会ニューヨークでも、かなりのママたちが母乳育児を実践しています。仕事の合間に搾乳して冷凍保存し、家に帰るとしっかり母乳を吸わせるといったタフなママたちがニューヨークには沢山います。

2.我が家は、乳製品、卵、グルテン、甲殻類を一切食べずに母乳で免疫を!近所のオーガニックスーパーですぐに手に入る安全な食材や調味料を紹介。

産後、月日が経つにつれて徐々に母乳も出るようにはなってきましたが、やはり粉ミルクも深夜の授乳には旦那さんに飲ませてもらったりして少し睡眠をとったりもしていました。ところが、産後12週間目に差し掛かかった時に息子の顔やまぶたがパンパンに腫れ、お腹、背中、身体中の関節部分、耳の付け根部分からジュクジュクとした黄色い液が出るほどの重度のアトピーを発症しました。
私自身が長年かかっているホリスティックドクター(自然療法士)にもカウンセリングしてもらいました。

我が子の場合は、卵、乳製品、グルテン、甲殻類のアレルゲンはすべてドクターストップがかかり、それ以外にも、痒みを倍増させる白い砂糖の摂取は極めて控えるように、代用としてピュアなメープルシロップやはちみつを勧められました。
病院のラクテーションクラスでも、授乳期間中は沢山野菜を食べて、乳製品や揚げ物、甘いものは控えるようにとは言われていました。

ドクターストップがかかったグルテンは、小麦粉などの穀物から生成されるタンパク質の一種なのですが、ただ小麦粉を食べなきゃ良いわけではなく、様々な調味料にもグルテンは使われています。
なので、全ての食材や調味料の原材料の確認がとても重要になってくるのです。
日本人の人が普通に使う、お醤油やみりんにも入っています。

オーガニック玄米ならコレ!Lundberg。

ホリスティックドクター(自然療法士)のアドバイスのもと、私は授乳期間中は玄米菜食を中心にお魚はししゃもやイワシ、サバなどを食べていました。今でも毎日家族全員食べているオーガニック玄米は、LundbergというブランドのShort Grain Brown Riceです。

私たちが玄米に抱いている不味い味のイメージとは違い、この玄米はすごく美味しくて、日本で売られている玄米よりも米の粒が大きいです。
我が家によく日本人の友人を招待してご飯をつくっていますが、決まって玄米の美味しさにびっくりするほどです。
我が家は離乳食も含め家族みんな玄米食なので、小さい袋だと量が全く足りないのでアマゾンで月に1度、25Lbの大きな袋を注文しています。(小さい袋サイズだと近所のスーパーでも買えます。)

https://www.amazon.com/gp/product/B000Z8ZN4U/ref=ox_sc_saved_title_9?smid=ATVPDKIKX0DER&psc=1

オーガニックの玄米でできたパスタ

いつになるかわからない卒乳まで玄米のご飯と味噌汁を一日三食毎日続けなければいけないとなると、他のものも食べたくなります。
そういったときはパスタを作ります。
そのパスタも、オーガニックの玄米でできたパスタがあります。


この玄米のパスタで普通に生のトマトを使ってトマトソースのパスタも食べれますし、塩麹を使ってなんちゃってホワイトソースのパスタも作っていました。味はお米の麺ですが、お米が主食の私達アジア人は特に違和感なく食べれます。

グルテンフリーのオーガニックたまり醤油

そして、私達日本人が世界中何処に住んでいても調理に使うお醤油。
実はSan-Jというブランドのグルテンを含まない安全なオーガニックのたまり醤油があるのです。
遺伝子組み換えしていない大豆を使用しています。
日本人の私が食しても、きちんとしたたまり醤油の味です。

小さなガラスの瓶のサイズだと近所にあるアメリカのスーパーで手に入りますが、我が家はこのたまり醤油もハーフガロンの大きなボトルでアマゾンにて購入しています。

https://www.amazon.com/San-J-Organic-Tamari-Gluten-Non-GMO/dp/B00DOOJ3QQ/ref=pd_sbs_325_2/130-4508300-6983139?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B00DOOJ3QQ&pd_rd_r=cfc7c5bf-926a-4ac5-98f5-8c3b6eaa728f&pd_rd_w=B5Una&pd_rd_wg=p1WE5&pf_rd_p=43281256-7633-49c8-b909-7ffd7d8cb21e&pf_rd_r=QTWKP4R8A0219SD7Z53K&refRID=QTWKP4R8A0219SD7Z53K&th=1

小麦粉の代わりに玄米粉

みりんの代わりにはピュアなメープルシロップを代用しています。

そして、クッキーやマフィンといった簡単な焼き菓子もバターの代わりにはココナッツオイル、小麦粉の代用品としてオーガニックの玄米粉、スペルトフラワー(古来種の小麦粉)を使っています。


アレルギーの発症率が極めて低いとされる古来種小麦のスペルトフラワー。

オーガニックの玄米粉、ポテトスターチ、純ココアパウダーも全て近所のスーパーで購入可能。

息子のアトピーがみるみる改善!

除去食を始めて4ヶ月程経つと息子のアトピーの改善が、日に日に目で見てわかるくらいになってきました。
その頃から私は毎日ほんの8ozのコーヒーか、アメリカーノ(1ozのエスプレッソをお湯で割ったコーヒー)を1日の楽しみと息抜きとして息子と散歩に行って飲むようになりました。そして、そのコーヒーと一緒にたったひとかけらのダークチョコレートをかじるのが私の人生の楽しみとなったのですが、これもお医者さんや専門家から少量なら大丈夫と。そして、チョコレートは乳製品、卵、着色料や添加物を使用していないものをきちんと選ぶようにアドバイスをいただきました。

そんなチョコレートを見つけるのもここニューヨークでは、そんなに大変なことではありません。
実はここ最近ニューヨークではピュアなココアを使ったヘルシーな板チョコが密かなブームなんです。
オシャレなカフェやコーヒー屋さんにもピュアな板チョコが必ずといっていいほど置いてあります。

ブルックリン発のチョコレートMast

私のお気に入りの板チョコはいくつかありますが、今回はブルックリン発のMastのチョコレートをご紹介!

https://mastchocolate.com

私はこのMastのダークチョコレートを1日一欠片だけ食べていました。何とパッケージの裏に記載されている原材料はたった2つ。オーガニックの73%ココアときび砂糖のみです。

パッケージも可愛いんです!
実はこのMastのチョコレートもうちの近所の普通のスーパーで売っています。

皆さんはもうお気づきかと思いますが、今回ここで紹介した食材は全てニューヨークのスーパーで簡単に手に入るものです。
それだけ、ニューヨーカーはヘルシー志向の人が多く需要が高いということなんです。
ホルモン剤や抗生物質を使って飼育された動物のお肉や卵、乳製品、精製された小麦粉製品、白い砂糖は体に良くないという知識がとても浸透しています。
アレルギーや病気を持っていない人でもそういった食生活を実践している人がたくさんいるので、こういった食材がどこでも簡単に手に入るようになっているんです。


この棚のパスタは全てグルテンフリーの小麦不使用のパスタ!レンズ豆やひよこ豆、お米が原料のパスタも!

3.除去食を続けて完全母乳育児をした結果、7ヶ月後にはアトピーが完治。今現在1歳6ヶ月の息子が食べているおやつの紹介。

毎日コツコツ続けた除去食の母乳育児ですが、息子がアトピーを発症して7ヶ月後の生後10ヶ月頃には身体中に広がっていたアトピーはほとんど消えていました。
これは私だけではなく、仲良くなったアメリカ人ママの先輩2人も完全除去食の母乳育児でお子さんのアレルギーを治したそうです。
『10ヶ月くらいになると症状が楽になるよ。』と言われたのを今でも覚えていて、本当にそうだったので驚いています。

必死に取り組んだ母乳育児でしたが、この記事を書いている今は無事卒乳し、息子は現在生後1歳6か月。お肌は少したまに手を掻いているくらいで、全身にアトピーは見当たりません。
普段のご飯は玄米を柔らかくしたものを主食に、お野菜、お魚、味噌汁、さつまいも、フルーツが中心ですが、毎日ものすごい食欲でしっかり食べてくれています。
科学的な根拠があるかは定かではありませんが、今まで生まれて1度も熱を出したり風邪をひいたこともありません。

玄米とたまり醤油だけで作られた玄米せんべい

1日3食ちゃんと食べるのに、毎日3時頃にはおやつもしっかり食べます。
小さなタッパーいっぱいのさつまいものレモン煮とメープルシロップ煮とバナナを完食します。
最近ではそれでも足りないので、授乳中私がスナックとして食べていた玄米とたまり醤油だけでつくられた玄米せんべいもバリバリ食べています。

https://www.amazon.com/Edward-Sons-Brown-Tamari-Seaweed/dp/B000F4D4DQ/ref=sr_1_11?crid=1G0GTWG8K59XP&keywords=edward+and+sons+rice+crackers&qid=1564107392&s=gateway&sprefix=edward+and+%2Caps%2C157&sr=8-11

離乳食デビュー後はお米のラスク

まだ息子の離乳食が始まってすぐの頃は、このお米のラスク、Baby Mum-Mumをよく与えていました。
このBaby Mum-Mumも小麦粉、乳製品、ナッツ、卵のアレルゲンは一切不使用で、着色料や添加物も一切使っていません。
遺伝子組み換え食品一切不使用の表示もあります。

Baby Mum-Mumの原材料は日本米、ポテトスターチ、梨の果汁、ケールパウダー、人参パウダー、ほうれん草パウダー、キャベツパウダーのみ。アレルギー持ちの我が子が食べてもアレルギー反応は一切出ませんでした。
このスナックも近所のローカルスーパーマーケットに売っています。

4.子育てだけではなくダイエットにもおすすめ!

実は卒乳してからもう半年近く経つのですが、今でも私たち夫婦が家で食べる料理は授乳期間の頃に食べていた物とほぼ同じものなんです。
卒乳してすぐに我慢していたラーメンを食べたり卵や乳製品、揚げ物も食べたのですが、私自身何かそれらを食べた後に体がだるくなったり、お腹の調子が良くなかったりと不調を毎回感じるようになりました。
10ヶ月以上除去食の食生活を続けて、体の調子が良かったのと、食材や調味料からきちんとしたものを選んで調理し、自分の身体に取り入れているものを把握できるということから、以前の食生活に戻すことにしました。
実は私、妊娠中に27lb(約12kg)も太り、産後もまだ15lb(約7kg)も太っていたのにもかかわらず、この食生活を再開し始めた途端に、妊娠前の洋服がそのまま切れるようになりました。
産後の抜け毛も目立ったほどありませんでした。

ヘルシー志向の方だけでなく、ダイエットを決意されている方にもとてもオススメです!
できるところから少しづつはじめてみるのもいいかもしれません。
体の調子が整っていくのを感じてくると、きっとヘルシーなオーガニックライフも苦しくないですよ!