日本特有の発酵食品「納豆」。美味しくて栄養もあり低カロリーであることから、日々の生活に取り入れている方も多いのではないでしょうか。

実はこの納豆、ご自宅でも簡単に作ることができるんです。

今回はオーガニックの大豆とローズマリーを使って作るレシピをご紹介します!

納豆に含まれる栄養素とは?

有機納豆

納豆に多くの栄養素が含まれていることは、ご存知のとおりです。具体的にどのような栄養素が含まれているのか、まとめました。

①ビタミン・ミネラル

ビタミンでは糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、B2、ミネラルではカルシウム、鉄、カリウム、亜鉛(DNAの複製やタンパク質合成に不可欠の栄養素です)などが豊富に含まれます。

②大豆イソフラボン

女性ホルモンであるエストロゲンとよく似た性質を持ちます。更年期障害や生理不順など女性特有の不調を改善する働きがある他、美容やアンチエイジングにも効果が期待できます。

コレステロール値を正常に保つ働きや、乳がんや前立腺がんの予防に効果があると言われており、女性だけでなく、男性もしっかり補いたい成分です。

③ナットウキナーゼ

納豆のねばねばに含まれるたんぱく質分解酵素がナットウキナーゼです。血栓の素となるフィブリンを分解する酵素で、血液をサラサラにする働きがあります。

血栓症の予防、血流を改善することから、生活習慣病、心筋梗塞、脳梗塞の予防に良いとされています。

④ポリアミン

細胞の分裂に関与する栄養素です。新陳代謝を活発にする働きがあるので、老化の予防や肌の調子を整えるといった効果が期待できます。

私たちは加齢とともにポリアミンを体内で生成する能力が減少するため、積極的に摂取することで老化の予防、肌質の保持につながります。

血管の炎症を抑えてくれるので、動脈硬化の予防にもなるかもしれません。

⑤レシチン

レシチンはリン脂質の一種です。脳や神経組織などによく含まれ、細胞膜の主要成分として全ての細胞に存在しています。

また、脳の情報を身体へ伝達する神経伝達物質アセチルコリンを作る際にも必要とされています。アセチルコリンは副交感神経が発する命令を脳や身体へ伝達する働きを持ち、記憶や学習などの活動に不可欠です。

納豆を始めとする大豆製品は、レシチンが多く含まれる食品の代表です。

オーガニックハーブで作る有機納豆のレシピ

有機納豆

 

材料(作りやすい分量)

  • オーガニック乾燥大豆・・・300g
  • オーガニックローズマリー(新鮮なもの)・・・2本

作るときのポイント

    • 瓶は消毒をしてから使用します。
    • 納豆菌の培養に使った瓶は、ほかの用途には使用しないことをおすすめします。
      納豆菌を始めとする枯草菌には「芽胞」と呼ばれる構造があり、熱に非常に強い耐性をもっています。
    • 100℃程度で煮沸をしても枯草菌を死滅させることはできないので注意してくださいね。
    • 瓶は消毒をしてから使用します。

★消毒方法1:
熱湯の中で3分程度煮沸します。鍋底は温度が高いので、鍋底には布巾などを敷いて瓶が割れるのを防ぎます。

蓋にゴムが使われている場合はゴムの劣化を防ぐため80℃程度の温度で殺菌します。
そのあと熱湯に注意し、内部を触らないように口を下にして自然乾燥させます。

★消毒方法2:
電子レンジ対応の瓶の場合は、一瓶ずつ電子レンジに入れ、500wで2分間加熱します。

★消毒方法3:
瓶などの消毒で普段アルコール消毒を行っている方は、慣れている方法で大丈夫です。
内部をふき取るときは消毒した手袋などをはめ、手の雑菌が付着しないように注意してください。

作り方

1.乾燥大豆を鍋に入れ、たっぷりの水で16~17時間程度浸水させる
浸水させると大豆が水を吸い、倍以上の大きさまで膨らみます。途中で水がなくなってしまわないようにたっぷりの水に浸水させます。

有機納豆

 

2.たっぷりのお湯で大豆を蒸す(約1時間半~2時間)
このときの蒸し具合で納豆の固さが決まります。この時点で硬いとできあがりの納豆も歯ごたえが残ったものになります。

柔らかい納豆に仕上げたい場合はこのときにしっかりと柔らかくなるまで蒸します。指でつぶして簡単につぶれる硬さが目安です。
有機納豆

 

3.納豆を人肌程度まで冷ましたのち、殺菌消毒した容器に冷ました納豆を入れる。ローズマリーを2本のせる。
ハーブを使った納豆は、ハーブに含まれる枯草菌を大豆にうつし増殖させたものです。枯草菌は芽胞(きわめて耐久性の高い細胞構造)をもつために高い耐熱性を持ちます。

大豆を一度蒸すことで枯草菌以外の他の雑菌を死滅させ、そのあとにハーブを乗せることで枯草菌のみを選択的に培養することができます。
有機納豆

 

4.キッチンペーパーをかぶせる。その上から蓋をかぶせる(蓋は閉めない)
40度に予熱したオーブンに容器を入れる。オーブンは電源を切る。
オーブン内部の温度は温かいので瓶の蓋に水滴がつきます。それをふせぐためにキッチンペーパーをかぶせます。

また納豆菌を始めとする枯草菌は好気性菌(代謝のために酸素を必要とする性質を持つ)のため蓋はしめず、酸素が補給される状態を保ちます。
有機納豆

 

5.合計24時間程度オーブンの中で培養する:約5時間おきにオーブンを40~50度の設定で「10分温めて電源を切る」を繰り返す
5時間は目安です。オーブンが小さめの場合は温度が下がるのが早いので、より頻繁に電源を入れる切るを繰り返してください。

納豆菌が最も活発に生育する温度は40℃前後です。オーブン内の温度を40度に保つため、なるべくオーブンの扉を開けないようにします。
有機納豆

 

6.約24時間後、表面が乾燥し、粘りが出たら完成!
納豆は、人が体内で合成することのできない「9種類の必須アミノ酸」をバランスよく含んでおり、良質のたんぱく質が豊富だといえます。冷蔵庫で一晩寝かせると、アミノ酸が増えてより美味しくなります。
有機納豆

終わりに

納豆のレシピ、いかがでしたか?オーブンの温度管理によってなどうまくいかないケースもあるのですが、きちんと温度を管理して新鮮なハーブを使用すれば、きっとうまく作れますよ♪

市販の「ヨーグルトメーカー」を使用すると、よりお手軽に作れるそうです。

たっぷりと出来上がった納豆は小分けにして冷凍保存をすれば日持ちします。日々の食卓にぜひ手作りのオーガニック納豆を取り入れてみてはいかがでしょうか。