皆さんは「ナス」に対して、どんなイメージを抱いていますか?
きっと多くの方が「栄養価のない野菜」と答えると思います。確かに、「ナス」の90%以上を水分が占めています。
しかし、実はナスって美容に役立つ栄養素がたくさん含まれていて、ダイエット効果を期待できる野菜なんです。
さらに、オーガニック栽培の「ナス」は、水々しく、とっても甘い! シンプルに調理するだけでも美味しいので、毎日の食事に気軽に取り入れられます。
そんな「ナス」の特徴や栄養素、オススメのレシピをご紹介します。
低カロリー野菜「ナス」はダイエット効果◎
本当にナスに栄養なんてあるの?と疑ってしまいますが、栄養価はとても高いです。ビタミンC、ビタミンB、鉄、カルシウムなど、健康的な体づくりに必要な栄養素を豊富に含んでいます。
なによりも、ほぼ水分で出来ている野菜だからこそ、低カロリーなのがポイントです。
補助酵素と呼ばれる「コリン」は、糖質・脂質をエネルギーに変換する働きがあります。そのため、肥満の防止や食事や運動によるダイエットのサポートに役立つといわれています。
そもそも、「ナス」はほぼ水分で出来ている野菜。100gあたり22kcalと低カロリーです。コリンの働きも合わさって、ダイエットの強い味方となってくれるでしょう。
多くの女性が悩む「むくみ」は、塩分過多によって体の水分バランスが崩れるのが原因と考えられています。
そこで活躍してくれるのが「カリウム」。利尿作用や塩分の排出作用によって体内の水分バランスが整えられ、顔まわりや足元をスッキリさせる効果が期待できます。
もちろん、「ナス」だけの力に頼るのではなく、偏った食生活の見直しも心がけてくださいね。
そのほか、「ナス」の紫色の皮には、ポリフェノールの一種である「ナスニン」が豊富に含まれています。ブロッコリーやほうれん草に比べ、強力な「抗酸化作用」があるのが特徴。
老化、動脈硬化、生活習慣病を防ぐほか、シミの原因であるメラニン色素の生成を抑える働きもあるとされ、美肌効果も期待されています。
バラエティー豊かな「ナス」の種類
8月〜9月に旬を迎える「ナス」。日本国内には180種類、世界には1,000種類以上あり、大きさや形状、色などが地域によって大きく異なります。
また、それぞれの味わいにも特徴があり、適した調理方法があります。いくつか代表的な種類をピックアップしてみましょう。
中長ナス
市場に最も多く出回っており、スーパーなどで見かける一般的なナス。皮も果肉もほどよくやわらかく、焼き物から揚げ物、煮物まで、幅広い料理で活躍してくれるオールラウンダーです。
長ナス
20cm以上にもなる細長い形状が特徴のナス。皮は少し固めですが、果肉はやわらかく、シンプルに焼きナスにして食べるのがオススメです。
丸ナス
ぽってりとした可愛いフォルムが特徴のナス。ずっしりとした重みがあり、肉質なので、焼き物や揚げ物にすればジューシーな味わいを楽しめます。
栄養価は高いけど食べ過ぎ注意
栄養価がとても高い「ナス」ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
水分の含有量が多いこと、前述したカリウムの効果が合わさって、身体を冷やす作用があります。そのため、冷え性や妊娠中の方は、食べ過ぎないように意識した方が良いでしょう。
一方で、暑い時期に起こる夏バテを予防する効果も期待できます。
身体の余分な熱を取り除いてくれますし、水分を摂取できます。
ナスは皮も含めてを丸ごといただくのがポイント!
淡白な味わいでクセがない「ナス」は、炒め物や揚げ物、煮物など、様々な料理に活用できます。
その栄養素をしっかりと摂り入れて美容健康効果を高めるなら、ナスニンが含まれる皮も取り除かないように調理することがポイント。オーガニック農法で栽培された「ナス」なら農薬などの心配もありませんし、味も濃厚なのでオススメです。
余計な調理が必要ないほどですが、一工夫加えることで、もっと美味しくいただけます。
レシピ1:蒸しナスのオリーブ和え
材料(1人分)
- ナス:1〜2本
- 塩:少々
- EXVオリーブオイル:大さじ1
- バジルやオレガノなど、ハーブ類
オーガニックの「ナス」が持つ濃厚な味わいを存分に感じられるレシピ。
ひと口大に切った「ナス」を耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジ(500Wで5分程)で加熱。塩を少々振り、新鮮なEXVオリーブオイルをまわしかければ完成。バジルやオレガノなど、ハーブ類を添えるとイタリアンオードブルの出来上がり◎
レシピ2:揚げナスの中華漬け
材料(1人分)
- ナス:3本
- 唐辛子:1本(小口切)
- 醤油:大さじ1.5
- 酢:大さじ1.5
- 砂糖:大さじ1
- ごま油:小さじ1/2
- 揚げ油
油を吸ってジューシーになった「揚ナス」に、唐辛子を和えた甘酢に漬けるレシピ。
裏表の皮目に斜め5mm間隔で切り目を入れ、水気を拭いたあと、6分ほど素揚げします。
唐辛子、醤油、お酢、砂糖を混ぜ合わせたお汁に漬けて、ごま油で香り付けすれば完成。
唐辛子を入れることで、「ナス」の体を冷やす作用を和らげることができます。
いろんな「ナス料理」に挑戦してみましょう!
ナスに栄養なんてあるの?と疑う人が多かったと思いますが、アンチエイジング、ダイエットサポート、むくみ改善など、様々な効果に期待できることが分かりました。
ナスは身体を冷やす作用があるので食べ過ぎには注意ですが、生姜や唐辛子など、体を温める食材と合わせればOK。「ナス」は調理方法を選ばない万能野菜なので、是非、いろんな料理にチャレンジしてみてくださいね!