ツルムラサキの効果がすごい!薬草としても使われるその魅力とは?
ツルムラサキという野菜を知っていますか?ツルムラサキは、みずみずしい青葉と紫の茎を持つ野菜で、ゆでるとネバネバする特徴があります。
また、高い栄養価を持つことから、薬草としても使われている野菜です。
そんなツルムラサキの詳細と栄養素、美味しい食べ方をご紹介します!
ツルムラサキってどんな野菜?
ツルムラサキは2000年以上も前から食用とされてきたといわれる野菜です。中国や東南アジアで広く栽培されており、紫色の茎に緑色の葉っぱが付いています。日本で食用として販売されているツルムラサキは、茎の部分が緑色になったタイプが多いです。
旬は6月~8月。夏野菜に当たります。見た目は若干ホウレンソウに似ていますが、ゆでると粘りがでる、モロヘイヤのような特徴があります。
さらに、インドの古典医学アーユルベーダでは、ツルムラサキは薬草として用いられてきました。古くから「薬として使えるほど体に良い効果がある」と認められてきた野菜なのです。
ツルムラサキの栄養素と期待できる効果
薬草として使われていただけあって、カリウムやカルシウム、ビタミンC、カロテンなど、たっぷりの栄養素が含まれています。特に抗酸化作用がある β-カロテンが多いことが特徴で、免疫力向上が期待できます。
さらに、 β-カロテンはビタミンAの働きをする栄養素で、髪や皮膚、粘膜などを保護する効果もあります。
ツルムラサキで発がんリスクが低下?!
国立がん研究センターの「がん種別リスク要因と予防法」というページに以下のような記載があります。
「野菜や果物、中でも新鮮な果物の予防効果は、おそらく確実とされています。
これらの食物に豊富に含まれるビタミンC、E、β−カロテンなどの栄養素不足が口腔がんの発症に関わっていると考えられます。」
出典:がん種別リスク要因と予防法:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/part_distinction.html
上記で紹介した文章は口腔がんの予防という部分から抜粋していますが、β-カロテンの記載は、口腔がん以外にもさまざまながん予防で見られました。ツルムラサキが豊富に含む β-カロテンには、がん予防も期待できるようです。
将来の健康を考えると積極的に摂取していきたいですね。
ツルムラサキのレシピ・調理のコツ
オーガニックのツルムラサキを使ったレシピと調理のコツをご紹介します。
調理のコツ
ツルムラサキは茎が太いため、茎と葉っぱは別で茹でるのがおすすめです。茎部分を先に茹でて、「もう少しでゆであがるかな~?」というタイミングでサッと葉っぱを入れて手早くゆでるのが美味しく食べるコツです。
調理をする際はぜひ意識してください!
おすすめレシピは「オーガニックツルムラサキの梅じゃこ和え」
すっきりさっぱりした風味が美味しい、オーガニックツルムラサキの梅じゃこ和えをご紹介します。複雑な調理をしないレシピなので、オーガニックの味を堪能したい方にもおすすめです!
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用意するもの
- 梅
- ちりめんじゃこ
- オーガニックツルムラサキ
- 醤油
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調理方法
- ツルムラサキをゆでる
- 梅の種を取ったら包丁でたたく
- ゆでたツルムラサキとちりめんじゃこ、梅を混ぜる
- 醤油をかけて完成!
栄養たっぷりのツルムラサキを食べて、体の中から美しく!
ツルムラサキは栄養がたっぷりの野菜です。がん予防や、髪や肌を健康に保つ効果もあるため、「健康も気になるし、肌や髪も気になる…」という方は積極的に食事に取り入れてみましょう。
今回紹介した「ツルムラサキの梅じゃこ和え」は、あまり複雑な味や調理をしないことで、オーガニックならではの美味しさが映えるレシピになっています。さっぱりとした風味は、特に暑い夏におすすめです。
調理方法に悩んだときは、ぜひ参考にしてください!